令和7年7月3日(木)午後

更新日:令和7年7月3日 内閣官房長官記者会見

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トカラ列島近海を震源とする地震について

 本日16時13分頃、トカラ列島近海を震源とする地震が発生し、鹿児島県十島村(としまむら)におきまして最大震度6弱の強い揺れを観測をいたしました。この地震による津波の心配はございません。人的・物的被害については確認中との報告を受けております。このような状況を踏まえまして、総理から、本日16時17分に、早急に被害状況を把握すること、地方自治体とも緊密に連携し、人命第一の方針の下、政府一体となって被災者の救命・救助等の災害応急対策に全力で取り組むこと、国民に対し避難や被害等に関する情報提供を適時的確に行うこととの指示がございました。
 トカラ列島近海では、これまでに震度5弱を3回、これは6月30日1回と7月2日2回でございますが、3回観測をしたほか、6月21日以降、震度1以上の地震を計1,000回以上観測をしております。政府としては、震度5弱を観測した6月30日に官邸危機管理センターに情報連絡室を設置し、情報収集に当たっておりましたが、先ほどの地震を受け、直ちに官邸対策室に改組するとともに、関係省庁の局長級による緊急参集チームを招集し、総理の指示を踏まえ、人命第一の方針の下、被害状況把握と救命・救助等の災害応急対策に総力を挙げて取り組んでおります。引き続き、被害状況の把握を進め、自治体と緊密に連携を図りながら、災害応急対策に全力で取り組んでまいります。
 国民の皆様におかれましては、引き続き、震度6弱程度の地震の発生に御注意いただくとともに、揺れの強かった地域にお住まいの皆様は、自治体の避難情報のほか、テレビ、ラジオ、インターネットなどの情報にも注意して行動いただくようにお願いをいたします。

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