令和7年7月30日(水)午後
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カムチャツカ半島付近を震源とする地震による津波について(3)
まず、私(官房長官)からでございますが、本日8時25分頃、カムチャツカ半島付近で発生した地震に伴いまして、北海道から和歌山県の太平洋側沿岸に津波警報が発表され、岩手県久慈港で1.3メートルの津波が観測されるなど、各地で津波が観測をされております。引き続き、警報が発表されている地域の皆様は、直ちに高台や避難ビルなどの安全な場所に避難し、警報が解除されるまで、安全な場所から離れないようにしてください。これまでのところ、軽傷者1名との報告を受けております。政府としては、官邸危機管理センターに設置した官邸連絡室におきまして、総理の指示を踏まえ、被害状況の把握と被害防止に全力で当たっております。この後、16時30分から、関係省庁局長級会議を開催をいたします。引き続き、政府一体となって、被害状況の把握と被害防止に全力で取り組んでまいります。
また、今回の地震の周辺で発生した過去のほぼ同規模の地震による津波の観測記録から、少なくとも1日程度以上は、津波の高い状態が継続する見込みでありまして、津波が満潮と重なると、潮位が現在より上昇する可能性があります。繰り返しになりますが、北海道から和歌山県の太平洋側沿岸に津波警報が発表されております。警報が発表されている地域の皆様は、直ちに高台や避難ビルなどの安全な場所に避難をしてください。津波が到達しても、第2波、第3波がより大きくなって到達することもありますので、津波に関する情報に十分注意をし、警報が解除されるまで、安全な場所から離れないようにしてください。暑い中での避難になります。警報が解除されるまで時間がかかる可能性があるため、熱中症に十分注意して、小まめに水分をとり、避難を続けてください。特に、高齢者やこどもは熱中症になりやすいため、周囲の状況に気を配り、お互いに助け合って行動していただくようお願いをいたします。また、SNS等、インターネット上では、本件に関連した根拠不明の情報もみられます。国民の皆様におかれましては、災害に関する情報については、自治体や報道機関の情報で御確認をいただきますようにお願いを申し上げます。私からは以上です。