平成30年9月6日(木)午前

 
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北海道胆振地方中東部を震源とする地震について(2)

 本日3時8分頃、北海道胆振地方中東部を震源とする最大震度6強の地震が発生しました。この地震による津波の心配はありません。これまで(勇払郡)厚真町において、6軒以上の家屋倒壊、土砂崩れの発生が4件確認されております。この他、安否不明、建物倒壊、土砂崩れに関する約810件の110番通報、多数の119番通報が寄せられております。原子力施設については、これまでのところ、異常の情報は入っておりません。なお、北海道電力の泊原発については、停電により外部電源の供給が止まっておりますが、発災前から運転停止中であり、また、非常用発電機により1週間は電源供給に問題はないという報告を受けております。また、札幌市を始め北海道の全域で停電が発生いたしております。政府としては、3時9分に官邸危機管理センターに官邸対策室を設置するとともに、関係省庁の局長級による緊急参集チームを招集し、被害状況の把握を進めております。また、発災直後から災害派遣要請に備えて、自衛隊の部隊、待機しておりましたが、午前6時に北海道知事から災害派遣要請があり、これを受けて自衛隊の部隊が順次出動するとの報告を受けております。この他、現地の警察、消防、自衛隊、海上保安庁に加え、他地域の警察、消防の応援部隊が現地に向かっており、人命第一の方針の下に、救命・救助活動等に全力で当たっています。揺れが大きかった地域の皆さんは、自治体などの避難情報のほか、テレビ、ラジオの情報にも注意しつつ、お互いに助け合い、行動していただくようお願いを申し上げます。