平成30年6月1日(金)午前

 
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閣議の概要について

 閣議の概要について申し上げます。一般案件等15件と政令、人事が決定されました。大臣発言として、農林水産大臣から「平成29年度森林・林業白書について」、法務大臣から「無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律の施行状況及び破壊活動防止法による団体規制の状況に関する国会報告について」、国家公安委員会委員長から「無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律の施行状況に関する報告について」、それぞれ御発言があり、私(官房長官)から「羽生結弦氏に対する国民栄誉賞の授与について」及び「海外出張不在中の臨時代理等について」、申し上げました。
 閣僚懇談会においては、梶山大臣から「行政事業レビューの公開プロセスの実施について」、厚生労働大臣及び文部科学大臣から「放課後児童対策の充実について」、それぞれ御発言がありました。

所有者不明土地等対策の推進のための関係閣僚会議について

 本日、閣議前に所有者不明土地等対策の推進のための関係閣僚会議を開催し、基本方針を決定しました。私(官房長官)からは、所有者が不明な土地でも、法案成立後に公園等の地域の活性化に役立つ施設の整備が進むよう、地方公共団体への支援を積極的に行うこと、所有者不明土地を発生させないため、所有権や登記制度など土地の基本制度に踏み込んで、期限を区切って抜本的な解決策を検討すること、具体的には、本年度中に方向性を示して、2020年までに必要な制度改正を実現すること等、こうしたことについて指示いたしました。今後、政府一体となって、全力で取り組んでまいります。

農林水産業・地域の活力創造本部について

 本日、閣議前に、農林水産業・地域の活力創造本部を開催し、農林水産業・地域の活力創造プランの改訂を決定しました。改訂された活力創造プランには、水産政策改革について、適切な資源管理と成長産業化を両立させ、漁業者の所得向上と年齢バランスのとれた漁業就業構造を確立するための方策を盛り込みました。このほか、林業改革については、今国会で成立した森林バンク法に基づき、新たな森林管理システムを確実に稼働させていきます。農政改革については、農地バンクによる農地集積や農林水産物・食品の輸出を加速化するとともに、農業の生産性を飛躍的に高めるためのスマート農業を実現してまいります。政府としては、我が国農林水産業の成長産業化に向け、引き続き、農林水産政策全般にわたる改革を推進してまいります。

羽生結弦氏の国民栄誉賞授与について

 本日、内閣総理大臣は、羽生結弦氏に対し、国民栄誉賞を贈り表彰することを決定しました。羽生結弦氏は、厳しい修練と人一倍の努力の積み重ねにより、オリンピック冬季大会個人種目における日本人初の連覇、フィギュアスケート男子シングル競技においても世界で66年ぶりの連覇という世界の歴史に残る快挙を成し遂げられ、多くの国民に夢と感動を、社会に明るい希望と勇気を与えることに顕著な業績があったことに対し、表彰するものであります。なお、表彰式は7月2日総理大臣官邸において行います。

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