農福連携等推進会議
令和7年6月26日、林内閣官房長官は、総理大臣官邸で第4回農福連携等推進会議を開催しました。
会議では、「農福連携等推進ビジョン(2024 改訂版)」に基づく取組状況についての議論等が行われました。
林官房長官は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。
「本日は3名の実践の皆様から大変涙の出そうなプレゼンをいただきまして、本当にありがとうございました。また、有識者の皆様からですね、この今後の方向性等について貴重な御指導を賜りました。昨年6月のこの会議で、『地域で広げる』『未来に広げる』『絆(きずな)を広げる』、3本柱から成る新たなビジョンを策定をさせていただきました。
今日、この1年間、それ以来のですね、取組状況のフォローアップを踏まえて、この地域の取組を点から面に広げていく、そして、未来の担い手をつくる、支援の輪を拡大をすると。実際に、この実践の皆様のお話を聞いて、こういうことが大事であるということをわかったというふうに思っておりますし、改めて農業の持つ力、正にここにありますようにこういうものがしっかりとできる。そしてビデオの中にもありましたけれども、それが実際に売ってお金になる。このことの強みというのは、やはりすばらしいものがあると思わさせていただきました。
今後の取組の広げていくという意味で、ユニバーサル農園、矯正施設、特別支援学校、こうした場で気軽に最初のやってみようかなというふうになる機会をつくっていくこと、そして地域協議会の設立と体制整備を進めていただいて、農業に関心を持っていただいた方の就労に向けてマッチングをですね、進めていただくこと、そして農業法人や障害者就労施設等において、きめ細かなサポートによって農業に就労していただいた方の定着を図っていくこと、これが重要であり、それぞれの段階に応じて地域の関係者が連携していただいて取り組む体制をつくるということが大事であるという認識をここで共有できたと思っております。関係府省が連携をしまして、こうした体制づくりを後押しするということで、今回お話を伺った事例を他の地域にも広げることができるように、関係閣僚におかれましては、しっかりとリーダーシップを発揮していただきますようお願いをいたします。
また、『ノウフクの日』については、去年も好評でございました。今年も同様のことができるように、しっかり努力をしてまいりたいと思っております。ありがとうございました。」