「日本創生に向けた人口戦略フォーラムinみやぎ」への参加

 令和7年1月17日(金)、矢田総理補佐官は、日本創生に向けた人口戦略フォーラムinみやぎに参加しました。
 このフォーラムでは、若者・女性にも選ばれる地方を目指して産官学金労言のキーパーソンが集結し、日本創生に向けた人口戦略について、講演やシンポジウム、セッション等を行いました。
 フォーラムの冒頭では、伊東内閣府特命担当大臣が挨拶し、新しい地方経済・生活環境創生本部や新しい地方経済・生活環境創生会議について述べ、地方創生関係施策の方向性として、昨年末に取りまとめられた地方創生2.0 の「基本的な考え方」において示したとおり、「楽しい地方」をつくることを目指すと述べました。
 続いて、石破総理大臣もビデオメッセージにおいて、地方創生において、若者や女性にとって魅力ある職場づくりが重要であること、地方創生2.0 の「基本的な考え方」の第一歩として、賃金格差の是正、短時間正社員や時短勤務の活用促進、会計年度任用職員の在り方の再検討などが必要であることなどについて述べました。また、ご参加されていた知事の皆様に向けて、始動したばかりの「地域働き方・職場改革サポートチーム」をぜひ活用するようにと呼びかけました。

 矢田補佐官は、「働きやすい環境づくりと生産性向上」をテーマとするパネルディスカッション3に、パネリストとして登壇しました。
 パネルディスカッション3では、冒頭、コーディネーターの東北大学経済学研究科 吉田浩教授から、人口減少対策は経済対策であるとのご指摘がありました。
 続いて、吉田教授のご進行の下、パネリストの皆様から、自社における女性活躍、DX推進、人材育成の取組(東電化工業株式会社代表取締役社長 若泉裕明様)、自社における女性活躍・組織カルチャー醸成の取組をどのように地域に還元するか(株式会社ユーメディア取締役 今野彩子様)、働くことを軸とする安心社会に向けた労働組合の取組(日本労働組合総連合会宮城県連合会会長 大黒雅弘様)などについてお話がありました。
 矢田補佐官は、パネルディスカッションの冒頭、男女間賃金格差の地域ごとの特徴や女性活躍と地域経済との関係、本フォーラムの前々日に第1回が開催された「地域働き方・職場改革サポートチーム」等について説明しました。また、パネリストの方々から提起された問題点に共通すると考えられる、アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)の解消に取り組むことの重要性を指摘しました。
 最後に、人口減少問題について一人一人が当事者として考え行動していく、特に若者・女性の働き方をめぐる「将来不安」を解決することについて強い意志を宣言する「みやぎ宣言」をもって、本フォーラムは締めくくられました。