海上保安体制強化に関する関係閣僚会議

令和元年12月20日
発言する安倍総理1 発言する安倍総理1
発言する安倍総理1
発言する安倍総理2 発言する安倍総理2
発言する安倍総理2
発言する安倍総理3 発言する安倍総理3
発言する安倍総理3

 令和元年12月20日、安倍総理は、総理大臣官邸で海上保安体制強化に関する関係閣僚会議を開催しました。

 会議では、海上保安体制強化の取組状況について議論が行われました。

 総理は、本日の議論を踏まえ、次のように述べました。

「厳しさを増す我が国周辺海域を取り巻く情勢を踏まえ、平成28年から海上保安体制の充実強化を戦略的かつ集中的に進めてまいりました。
 現在も、尖閣(せんかく)諸島周辺海域では、外国公船がほぼ毎日確認されるほか、領海侵入も繰り返されており、日本海に目を移せば、外国漁船による違法操業や北朝鮮からのものと思料される木造船の漂着も相次いでいるところです。
 厳しい状況下で、今、この時も、我が国の海を守り続けている海上保安官が、士気高く、崇高な使命を全うできるよう、来年度当初予算編成においては、今年度補正予算案にも一部を計上しつつ、尖閣領海警備のための大型巡視船、海洋監視用の新型ジェット機、大和堆(やまとたい)周辺海域対応のための大型巡視船を整備するとともに、これらの業務を支える要員や教育訓練施設の拡充などを進めてまいります。
 また、自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、インド太平洋諸国を始めとした各国との連携を通じて、国際的な海洋秩序を形成していくことも重要です。
 先月、我が国が主導して、第2回目となる世界海上保安機関長官級会合を東京にて開催し、私から世界84の海上保安機関等のトップなどを前に、各国の盤石な協力の下、平和で豊かな海を守り抜いていく必要性を訴えたところです。
 海上保安庁の果たすべき役割は、日本はもちろん、世界においても大きくなり、同時にその期待も高まっています。
 平和で豊かな海を次世代に継承するため、引き続き関係省庁が力を結集して、海上保安体制の強化を図り、諸外国との連携の下、多様な任務を全うし、海洋の安全保障環境の確保に全力を尽くしてください。」

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