米国訪問等についての会見
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(総理は国連総会で一般討論演説を行うが、戦後80年、国連創設80年の節目にどのようなメッセージを出したいと考えているか。今回の国連総会でどのような外交成果を目指すのか。各国首脳との個別の会談も予定されているが、特にトランプ米国大統領との首脳会談の調整状況はいかがか。また、自由民主党総裁選挙が昨日告示されたが、新たな総裁には何を期待するか。)
本日から米国を訪問し、国連総会に出席をいたします。国連創設80年という節目の年でありますので、一般討論演説においては、過去80年の歩みを振り返った上で、国連創設時からですね、振り返った上で、安保理改革、これを今こそ断行しなければならない、そのことを申し上げたいと思っています。その他、核軍縮・不拡散、中東情勢、地球規模課題、開発等々についても、日本の考え方を明確に申し述べたいと、このように考えております。特に、パレスチナ情勢につきましては、「二国家解決」を日本は一貫して支持をしておりますので、この日本の考え方、そして「二国家解決」とだけ言っていても何もならんので、それではそれをいかにして実効性のあるものにするか、そのために日本は何をしなければならないかということを申し上げたいと思っております。また、総会演説の他に、フィンランド、フランス等々、あるいはグテーレス国連事務総長等との会談、これを予定をいたしておるところでございます。また、トランプ大統領との接点については、なお調整中でありますが、そういう機会を作って、今まで、この1年間いろんなことがありましたが、そのことについて、トランプ大統領とも随分と協力関係を築いてまいりました。退任の挨拶とともに、次の方についても、これを引き継ぎたいということを申し上げたいと考えております。
また、(自由民主党)総裁選挙が昨日から始まっているわけであります。立候補された方はどなたも国会議員20人の推薦ということがあるわけで、それぞれ立派な方だというふうに思っておるところでございます。私といたしましては、この1年間、政権に、本当に共に汗をかき、力を尽くしてくださった方、そしてまた、基本的な政策を引き継いでくださる方、そういう方が、結果として、選ばれることがあればいいなというふうに思っておりますが、あえてどなたということを申し上げることはいたしません。どなたがなられても、この1年間の路線、みんなで作ってきたものでございますので、これを引き継いでいただきたいと、このように考えているところでございます。以上です。