大阪・関西万博視察等についての会見

更新日:令和7年9月17日 総理の演説・記者会見など

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(石破総理は先ほど、日本館とアメリカ館を訪れたが、「月の石」、「火星の石」を視察した所感について。大阪府の吉村知事と面会したが、どのような議論があったか。大阪・関西万博は、これまでの来場者数が2,000万人を超え、閉幕まで1か月を切ったが、最終的な販売目標の2,300万枚に達することができると考えているか、目標達成に向けて、総理としてどのように推進していくのか。)

 5か月がたちました。あと1月を切るということになりました。今日、グローバル・スタートアップ、これの会(Global Startup EXPO2025)がありましたので、ちょうどそれに合わせて日程をやり繰りすることができて、本当に何だろうな、フルにオープンしている万博会場というのを訪問したの、本当に初めてだったかもしれません。「月の石」って、1970年、鳥取の中学校2年生の時に、3時間並んで3分見たんだか何だか、別にストップウォッチ持っていたわけじゃないからわかんないけど、その「月の石」をまた見ることができたってのは非常に感無量のところがありましたね。また、「火星の石」って、おお、これが「火星の石」なのかっていう、やっぱり「月の石」も「火星の石」も、すごいこれが「月の石」とか、「火星の石」とかいう主張があるわけじゃないんだけども、それを見ることにすごく意義があるし、55年たった今でも覚えているくらいだから、これは大勢の人達が、そういう強い印象を持ったら良かったなというふうに思っています。
 スタートアップの会ですが、本当に大勢の方が参加をしておられました。こんなに多くの方がスタートアップやってるんだなということもあったし、また、出資者の方も、どんなのが出てるんだろうなってことでお越しになっておられました。やっぱりお互いに啓発される部分があって、非常に意義のある会ではなかったかなというふうに思っております。
 吉村知事とは本当に、万博がスタートする前から、本当にいろんなことを一緒にやってきました。開幕する前は、「人が集まらないんじゃないの」とか、「赤字になったら誰が責任取るの」とか、そういうネガティブな、いろんな批評があったと思いますが、実際にやってみると、大阪府、大阪市、あるいは市民の皆さん、府民の皆さん、あるいは関経連(関西経済連合会)を始めとして、経団連(日本経済団体連合会)もそうですね、みんなで心を一つにしてやったという感じで、もちろんまだ会期は残っていますが、吉村さんと話をしたのは、「これが新しい日本の幕開けになるかもしれないね」ということでした。分断と対立っていうのか、何かあったら批判をしようという人が多いんだけど、そういうことをみんなの力で跳ねのけて、最後10月13日、何の事故もなくて、大勢の人がおいでになってよかったねということで迎えるように頑張りましょうというような、そういうような吉村さんとの会談だったなというふうに思っております。
 お客様の数は、本当に皆さんのお陰で順調に増えてきましたが、最終的な販売目標2,300万(枚)、それはもう、まだわかりません。それ目指して、みんなで頑張ろうっていうことであって、やっぱりおいでになったお客様の8割が「来て良かった」というふうに言っていただいているので、リピーターの方も、初めて行くっていう方も、本当に大勢の方にお越しをいただいて、目標が達成できたら良いなというふうに思っています。最後まで事故がなくて、そして、大勢の方が満足していただけて、この大阪から全国各地に足を延ばしていただくと、そういう地方創生と組み合わせた万博となるように、本当に万博協会の皆さん、この日本館のスタッフの皆さん方もそうですし、この暑い中、一生懸命やっていただいた、支えていただいた皆様方にも心から感謝を申し上げます。以上です。

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