海上自衛隊横須賀基地視察等についての会見
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(総理は今日、護衛艦「かが」やイギリス空母「プリンス・オブ・ウェールズ」を視察したが、その所感について、加えて、今後の日英における防衛協力の強化や、インド太平洋地域での安全保障について、どんな成果を得たいと考えているか、また、欧米がウクライナの「安全の保証」について、日本への期待感を示しているが、日本の役割や立場をどのように考えているか)
「かが」の視察は、これは空自の戦闘機F―35B、これの運用能力を獲得をするということで改修を行ったものであります。この固定翼機であるF―35B、この運用能力というものをどのように活用するか、それがどのようにして運用が行われるのかということは、乗ってみないと分かりません。その確認をするために乗ったところであります。実際に、艦長以下、乗員の方からいろんな意見を聞きました。そのことは非常に今後の参考になるものであって、中谷大臣の下で、これから先、この「かが」を含めて、その運用能力が高まり、この地域において抑止力が向上するということを願うものでございます。「プリンス・オブ・ウェールズ」でありますが、日本とイギリスの防衛協力は、人的なもの、人的な交流、そして共同訓練に加えて、宇宙、サイバー、そのような新領域、防衛装備、技術協力、そのような連携もかつてないレベルに達しておるものであります。今回のこの空母打撃群が寄港しておりますのは、この地域の平和と安定に英国がコミットをする、コミットメントを行うということを示すものであり、この地域が日英安保防衛協力によって一層強化されるいうことを実感をいたしたところでございます。
ウクライナの「安全の保障」につきましては、今正しく議論が行われているところでありますが、我が日本国といたしましては、引き続き国際社会の議論に参画をしつつ、日本としてしかるべき取組、役割をどのように果たしていくかということを検討いたしてまいるものでございます。諸国の間においても、なお議論が緒についたところでございますので、我が国としまして、いかなる役割を果たすべきか、停戦が行われ、そして恒久的な和平が実現するために、我が国として何をなすべきかという、当然ながら、できることとできないことがございます。それは法的にもそう、能力的にもそうなので、その辺を実際にこれから先、国際的な流れを見ながら、我が国として主体的な判断をしていく、そういうことでございます。以上です。