全国戦没者追悼式式辞等についての会見

更新日:令和7年8月15日 総理の演説・記者会見など

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(総理は追悼式典の式辞で、戦争の反省と教訓を刻まなければならないと述べたところ、「反省」という言葉を総理が使ったのは13年ぶりだが、なぜ今回使用したのか、また、戦後80年のメッセージを出すことについて、いつ、どのような形で発表する予定か)

 本日の式辞におきまして、全ての戦没者の方々に心から哀悼の意を表するとともに、先の大戦から80年が経過をし、戦争を知らない世代が大多数を占める中、改めて、悲痛な戦争の記憶を世代を超えて継承し、戦争の惨禍を決して繰り返すことなく、これからも世界の平和と繁栄に力を尽くしていくと、そういう趣旨で、式辞は申し上げたものであります。御指摘の点につきまして、私は、反省の上に教訓があるというふうに思っております。反省があって、教訓があると。いきなり教訓があるわけではない。反省があり、その上に教訓が出てくると、そういうふうに私自身は考えておるものでございます。ある意味で一体のものと申し上げてもよろしいかと思います。これは、これまでの政府の見解・考えと変わるものではないと思っておりますが、あのような戦争を2度と行わないために、その反省と教訓を、改めて胸に刻む必要があると、このような趣旨で申し上げたものでございます。
 (戦後)80年のメッセージと、仮に申し上げますれば、私どもの内閣におきまして、これまでの内閣総理大臣談話を含め、歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでおります。これは今後も引き継いでいくものでございます。戦後80年のメッセージの在り方につきまして、現時点で、具体的に決まっておるものではございませんが、先般、国会でお答えをいたしましたように、今までの談話の積み重ねも踏まえながら、適切に判断をするものであります。その際、戦争の記憶を風化させないと、このような戦争を2度と行わないと、こういうような観点が大事であるというふうに考えております。今までの談話というものを踏まえた上で、そこにおいて提起をされているもの、なお我々が考えていかねばならないもの、そういうものについて申し上げるというようなことも一つの意義かと考えておりますが、まだ具体的に内容が決まっておるものではございません。以上です。

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