アフリカデー祝賀夕食会　石破総理メッセージ

アフリカ外交団長のピエール・ゼンゲ駐日カメルーン大使
各国大使の皆様
御列席の皆様

　本年のアフリカデーに際し、心からお祝い申し上げます。
　近年、国際社会においてアフリカの重要性はますます高まっております。２０２３年にはアフリカ連合（ＡＵ）がＧ２０の正式メンバーとなり、また本年、Ｇ２０議長国の南アフリカの下で、初めてＧ２０サミットがアフリカで開催されることはその証左です。
　また、ＡＵが掲げる長期的な開発ビジョンであるアジェンダ２０６３の下で、アフリカ各国が連携し、アフリカ大陸自由貿易圏などの地域統合に向けた取組が進展していることを歓迎いたします。
　こうした中、本年８月に横浜でＴＩＣＡＤ９（第９回アフリカ開発会議）が開催されます。ＴＩＣＡＤ９では、アフリカ及び国際社会が直面する諸課題について、日本の最新技術や知見を活（い）かし、日本とアフリカの双方の繁栄につながるような革新的な課題解決策を共に創り上げる機会としたいと考えております。各国首脳の皆様にぜひＴＩＣＡＤ９に出席いただきたく、本日お集まりの駐日アフリカ外交団の大使の皆様にもお力添えいただきたく思います。
　また、現在開催中の大阪・関西万博に、アフリカ各国の首脳や代表が順次来日されていることを嬉（うれ）しく思います。こうした機会に、日本とアフリカの間の貿易・投資、人的交流や学術交流、文化交流を一層推進すべく、アフリカの皆様と協力していきます。
　本日お集まりの皆様と共に、ぜひ２０２５年のＴＩＣＡＤイヤーを日・アフリカ関係を飛躍させる年にしたいと思います。