日本スタートアップ大賞2025表彰式

更新日:令和7年8月26日 総理の一日

 令和7年8月26日、石破総理は、総理大臣官邸で日本スタートアップ大賞2025表彰式に出席しました。

 総理は、挨拶で次のように述べました。

「内閣総理大臣でございます。『日本スタートアップ大賞2025』表彰式を開催するに当たり、一言御挨拶を申し上げます。
 今回、『日本スタートアップ大賞』に輝かれましたのは、『テレイグジスタンス株式会社』であられます。誠におめでとうございます。各賞に選出された皆様方も、誠におめでとうございます。心よりお喜びを申し上げます。
 大賞に輝かれました『テレイグジスタンス株式会社』、『すべての惑星上のすべての人々に、ロボット革命の恩恵を授ける』、これをミッションに掲げておられると承知しております。ロボットを人工知能(AI)により自動制御することで、複雑な動きを可能とされました。コンビニ内での商品陳列業務をロボットが代替することで、省人化、効率化を実現し、実際に全国の現場への導入が進んでおると聞いております。社会的にもインパクトのある新事業を創り出された、次世代のロールモデルとなる、大賞にふさわしいスタートアップ、このように考えておるところでございます。
 スタートアップは、経済成長や社会課題解決を加速する存在でありまして、我々といたしましては、地方におけるスタートアップを創出をする、資金供給を強化する、グローバルなネットワークを強化する等々、『スタートアップ育成5か年計画』の取組を大きく強化をしたところでございます。
 5か年計画の成果は自画自賛的でありますが、着実に生まれつつありまして、スタートアップによるGDP(国内総生産)の創出額は22兆円ということであります。我が国のGDPの約4パーセントということになりまして、その成長率は約15パーセントと高いものであります。スタートアップが今後の日本経済を牽引(けんいん)する存在となっていく、そういう可能性が正しくこの数字によって示されておるものと考えております。
 日本の大学発スタートアップの数は、過去最多を更新し続けておりまして、2023年度から2024年度にかけましては、2023年度が4,288社でございましたのが、2024年度は5,074社ということになっておるわけで、約800社増加をいたしております。その6割は東京都以外での創業となっておりまして、『地方創生2.0』におきまして、スタートアップの皆様方が果たされる役割、これも一層重要になっておるものと考えております。
 本日お集まりの皆様方は、その先頭に立たれて、今後、起業を志す若い世代のロールモデルとなる存在であります。実際に、これまでの受賞企業から、ユニコーン企業が生まれてきておりまして、皆様の旅、これは決して今日がゴールではなくて、こんなことがゴールでたまるかと思ってらっしゃると思いますが、今日がゴールではなくて、今後も続くものであります。
 我々日本政府といたしまして、『スタートアップ育成5か年計画』に基づきまして、皆様の取組を、後押しを全力でいたしてまいりたいと考えております。日本のスタートアップの、今後ますますの御活躍・御発展をお祈りし、皆様方の御活躍を祈念をして、挨拶といたします。誠におめでとうございました。」

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